ぺむたとピスタット

ぺむたとピスタットの交換日記

月夜のパピコ

ハァイ、ぺむた!

目に見えることは何一つ上手くいっていないけれど、
わたしのこころをすんなり認めてくれる人たちがちゃんと地に足つけて存在していて、
わたしはいつでも、浮かんだり沈んだりすることができます。

滝行はいかがですか、
こっちの滝はすごく楽しかった!


今日の夕方は、公園のブランコの上で少しだけ揺れながら涼んでいました。
昼の暑さのせいか、すごく火照っていたので。

走れはしないけど止まっていることももどかしい体のだるさに、
ブランコに支えられた小さな揺れが優しくて、

髪の合間を抜ける風が、
だるい脚と腕を表面だけなぜて、
ペタペタと冷えていく、皮膚がきもちいい。
頭がぽーっとする。


微熱でかき氷が食べたいと言ったわたしを心配した友人が、パピコを二袋持ってきてくれて、ブランコに座りながら一緒に食べました。

買ってきたの、と聞くと、
家にあと3袋ある、と言う。

意味わかんない。
でもパピコは美味しい。


パピコを食べて友人とポンポンと会話をして
ちょっと元気になってしまって、
7割くらい本気でブランコを漕いじゃった。

ブランコを強く漕ぐ方法は、いつ覚えたんだろう。
友人は、そんなの自然に身に付くと言ってたけれど、
誰かが、覚えてはいないけれど教えてくれたんだと思います。


揺れが高くなったところで上を向くと、

ぐるんっ
落ちそう


わたしと宇宙の距離からしたら、
ブランコの最低地点と最高地点なんて、風のない日に揺れる葉の振り幅くらいのものなのに、
近くなったり遠くなったりしているのがわかって、不思議。

友人が怖い怖いとつぶやき、
わたしが
「空に落ちそう!」と騒いでいると、
別の誰かが
「でもそれって飛んでるんじゃない?」
って言ってました。


ぐるん
まだ満月じゃない
ぐるん
落ちそう でも飛べそう



もう一袋のパピコは見事に溶けちゃった。
ブランコに乗りながら一緒に振り回してたから。

また凍らせていつか食べます。

それじゃ!